サイズ調整
この工程では印刷した際に、魚のサイズが実際のサイズと同様になるように調整します。この工程がないと、せっかく印刷しても実際には小さく、もしくは大きく印刷されることになるので魚拓の意味がありません。
わいこばが今回魚拓にするメジナは39cmだったので、画像も実際に印刷した際に39cmに調整します。
ここでは「自由変形」ツールを使用します。
ショートカットキーはCTRL+Tです。
すると下のように魚の周りに四角い枠が出ます(注:背景がチェックだと見辛いので白にしました)
この状態でキーボードのF8を押します
すると、下記のように「情報パネル」が開きます。
この情報パネルには画像の様々な情報が記載されているのですが、この中で赤丸の部分には画像の幅(W)と高さ(H)が記載されています。
この情報によると今の画像の実際の大きさ(印刷した際の大きさ)は幅が394mmで高さが186mmということになります。
これを実際の39cm(390mm)にするには画像のサイズを調整します。
魚の周りにできた枠のどの四隅でも良いのでカーソルを近づけると・・・
下のようなアイコンに変わります。
この状態でSHIFTを押しながらドラッグして画像のサイズを目的のサイズになるように調整します。(注:SHIFTを押さないと縦横比が変わってしまいます)
これで魚のサイズが調整できました!
墨魚拓加工
さていよいよ魚の画像を墨魚拓のように加工しましょう!!
まずはこの画像を白黒にします
ショートカットのCtrl + Uで「色相・彩度」パネルを開きます。
このパネルには色の付いたバーが3つあるのですが、その中の真ん中「彩度」を「-100」にすると、画像が白黒になります。
次にこの画像のコントラストを変更します。
ショートカットキーのCtrl + Lで「レベル補正」というパネルを開きましょう。
このパネルのこの部分を操作します
それぞれの数値を
左側「0.10」右側「150」付近にしましょう。
付近というのは、写真の濃淡、色味によって異なるので、この部分はそれぞれの写真で調整が必要だからです。
すると、コントラストが強調されてかなり墨魚拓っぽくなりました。
これで画像の墨加工は終了です。
背景の選択
次に背景を設定しましょう
背景はGoogleで画像検索しても良いですが、こちらのサイトでは高画質の画像が無料で置いてあるのでお勧めです。
「紙」や「和紙」のカテゴリーにはこんな画像が置いてあります。
これを白っぽくすると魚拓に使用する半紙のようになります。
これをドラッグ&ドロップして、試しに背景にしてみます。
この状態では魚の画像が紙と同化していないので、紙の上の魚拓に見えません。
ここでショートカットキーのF7で「レイヤーパネル」を開きます。
するとこんな画面がでます。
このパネルで魚のレイヤーを選択した後に、赤丸の部分をクリックします。
するとなにやら沢山出てくるので、この中で
「焼き込み(リニア)」というのを選択します。
すると、魚の画像が紙と同化して、より自然な魚拓が演出できます。
少し黒が濃いので、「レイヤーパネル」の左上の「不透明度」を80%に落とします。
これで画像を魚拓のように加工する作業は終了です。
次のページではいよいよ釣果情報を入力して最後の仕上げです!!
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