手軽にできる堤防釣りですが、危険な魚が釣れることもあります。特に小さな子供は警戒心なく触ることがあるので特に注意が必要です。毒魚は見るからに毒々しいものから一見普通の魚に見えるものまであるので事前に知っておくと釣れた時に慌てません。
毒魚に注意！！
アカエイ
全長1ｍ以上、体重100kgにもなる大型のエイです。大きな胴体に長い尾があり、色は全体的に茶褐色です。
陸から釣れる刺毒魚の中で最も危険で、尾に強大な毒棘があります。トゲの両側面には逆バリ状の鋸歯が並び、触れただけで皮膚は切れ、刺さると容易には抜けず、抜けても傷口が大きく割けて感染症のリスクを高めるので注意が必要です。
すぐに海水で患部を洗浄して、刺さった毒針はピンセットなどで抜き取りましょう。 アカエイの毒はタンパク性で熱に弱いため、火傷しない程度のお湯に30分以上浸して、痛みを和らげましょう。 この時に冷水で冷やすと痛みが倍増し逆効果です。
アイゴ
アイゴは20～40㎝ほどの楕円形をした茶褐色の魚で、大小の白い斑点が散らばっているののが特徴。みるからにトゲトゲしたヒレが背中とお腹にあります。絶対に素手で触らないようにしましょう。
背ビレ、尻ビレ、腹ビレの棘は鋭く、それぞれのヒレに毒線をもつ。この棘に刺されると数時間猛烈な痛みに襲われ、しびれや麻痺が起こる場合もある。また、死んでも毒は消えないので、持ち帰って食べる場合はハサミなどで棘を切っておくと安全です。
アイゴの毒性はエイ同様タンパク毒です。タンパク毒を分解するための一番の方法としてお湯に患部を浸す方法があります。タンパク毒は熱によって分解されるので熱湯に患部を浸すことで痛みを和らげることができます。それでも痛みが続く場合は病院に行きましょう！
ハオコゼ
ハオコゼは浅い岩礁地帯や防波堤釣りの外道として釣れる事が多く、サビキ釣りや浮き釣り、投げ釣りなどのレジャーフィッシングではお馴染みの魚です。背びれには強い毒があり刺されると丸一日激しく痛むため、釣り人や漁師から嫌われている定番の外道として知られます。
色や形はカサゴに似ているので間違いやすいですが、見分け方は写真にあるように頭の上にまで尖った背びれの一部が突出しているのが特徴です。この背びれが刺されやすいが、背びれのほかにもお腹にある腹ビレと尻ビレにも毒がある棘があります。
ハオコゼの毒はアイゴ同様、タンパク毒なので火傷しない程度の熱めのお湯にしばらくつけておくと痛みが和らぐ。自販機がある釣り公園などであれば、ホットのお茶等を買って浸しておくとよいかもしれません。
ゴンズイ
ゴンズイとは主に太平洋側の海に生息する魚です。砂泥の底を好み投げ釣りの外道として良く釣られ、見た目はナマズの様ですが、特徴としては頭から尻尾まで続く線がいくつか入っているのですぐに見分けがつきます。
ゴンズイには背びれと胸びれに“第一棘条”という危険な毒針が生えています。これに刺されると燃えるような激痛と腫れを引き起こし、病院に行かなければならない場合もあります。この毒はタンパク質の為加熱することにより無害となりますが、ゴンズイが死んでいても毒針の毒は失われません。調理の際に下処理で抜いた毒針も毒の効果が消えることはないので注意が必要です。
一匹ゴンズイが釣れると立て続けにゴンズイが入れ食いになることがあり、キス釣りやぶっこみ釣りをしていると非常に厄介な魚です。
ゴンズイの毒もアイゴ同様のタンパク毒です。目に見える大きな棘は、可能であれば取り除き、傷口から毒を絞り出すようにし、消毒すましょう。痛みが弱くなるまで、患部を 40～45℃の湯につけ、毒（タンパク毒）を不活性化させる。
まとめ
如何でしたでしょうか？今回はアジ、イワシ、サバ、シロギス、タコの釣り方を紹介しました。釣りをしたことがない人でも簡単に釣ることができるので、これを機会に是非始めてみては如何でしょう？こんなに簡単に魚って釣れるんだ、と驚くと思います！これからどんどん色々な魚が釣れる時期なので一足早く始めて、他の人に差をつけましょう！！！
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