冬のバイクライディングでは、寒さによる手の冷えや操作性の低下が大きな課題となります。この問題を解決するには、冬用バイクグローブの選び方が重要です。
本記事では、冬用バイクグローブの必要性、選び方のポイント、シーン別のおすすめグローブ、特定の状況に適したアイテム、高機能グローブの特徴について徹底解説します。
この記事を読むことで、寒い冬でも手を暖かく保ちつつ、安全で快適なバイクライディングを楽しむための最適なグローブ選びのコツがわかります。冬のライディングをさらに楽しむための情報をぜひチェックしてください!
冬用バイクグローブの選び方:寒さ対策で快適&安全なライドを実現

冬のバイクライディングは、しっかりとした装備がなければ厳しい環境下での挑戦となります。寒さは体力を奪い、集中力を低下させる原因となるため、適切な防寒対策が欠かせません。特に手はクラッチやアクセルなどの重要な操作を担い、外気に直接さらされる部分であるため、冬用バイクグローブの選択が快適さと安全性に直結します。
冬用バイクグローブが必要な理由

冬の寒さは、手の感覚を鈍らせるだけでなく、操作ミスや凍傷のリスクを高めます。極端な寒冷状態では、手のダメージが回復困難になる場合もあります。そのため、バイクグローブは単なる防寒アイテムではなく、ライダーの安全を守るための重要な装備です。
冬用バイクグローブの基本機能
- 保温性: 冬用グローブには、高い保温性を備えた素材が使用され、寒さから手を守ります。
- 防水性: 雨や雪にも対応する防水機能が必須。ゴアテックスなどの防水・防風素材は特に人気です。
- 操作性: 厚手のグローブは操作性が低下しがちですが、柔軟性を備えたものを選ぶことで快適さを維持できます。
冬用バイクグローブを選ぶポイント
- 保温性と防水性のバランス
冷えによる体温低下を防ぐため、保温性が高く防水機能があるグローブを選びましょう。雨や雪の日にも対応できるゴアテックス素材が特におすすめです。 - 操作性の確保
厚みがありすぎると操作がしにくくなるため、防寒性と操作性のバランスが重要です。グリップ力が高く、柔軟な素材を選びましょう。 - フィット感とサイズ選び
適切なサイズのグローブは、指先に5~10mmの余裕があるものが理想的。余裕があれば操作が快適になり、ライディングの疲労も軽減できます。 - 耐久性
長期間使用するなら、革製グローブなど耐久性の高い素材がおすすめです。ただし、定期的なお手入れを行うことで寿命を延ばせます。
冬用バイクグローブで寒い季節を快適に!
冬のバイクライディングでは、適切な防寒グローブの選択が非常に重要です。保温性、防水性、操作性、サイズ感、耐久性をしっかり考慮し、自分のライディングスタイルに合った最適なアイテムを見つけましょう。
肌寒い季節に最適!中わた入りグローブの選び方と防寒対策

寒さが増してくる秋冬のライディングシーズンには、防寒性の高いグローブ選びが重要です。特に、中わた入りのグローブは、肌寒い時期に効果的なアイテムとして多くのライダーに選ばれています。
中わた入りグローブの特徴
中わた入りのウインターグローブは、内部にデッドエア(暖かい空気の層)を保持するための中わたが挿入されており、高い防寒性を実現しています。また、裏地に起毛素材を使用することで、肌触りが良く、手を暖かく包み込むのが特徴です。
袖口を風から守る設計
ウインターグローブのリスト部分は長めに作られており、ジャケットの袖口から侵入する冷たい隙間風をしっかりとシャットアウト。寒風を防ぎつつ快適なライドをサポートします。
肌寒い時期に適した防寒対策
気温が急激に下がる前の肌寒い季節には、薄手の秋冬用グローブが特におすすめです。中わたの量が少ないグローブは、操作性を損なわず、防寒性と利便性のバランスが取れています。
中わたの層が厚いグローブほど暖かい一方で、レバーやスイッチの操作が難しくなる場合があります。そのため、寒さが厳しくなる前の時期には、薄手の秋冬用グローブを選ぶと良いでしょう
スキーグローブをバイクで使う場合の注意点
一部のライダーはスキー用グローブを防寒アイテムとして代用することがありますが、バイク用グローブとの違いを理解しておくことが重要です。
バイク専用のグローブは、レバーやスイッチの操作性を考慮して設計されています。指を広げる方向の可動域が広く、操作性が向上している点が特徴ですが、スキー用グローブでは操作性が劣る場合があるため、用途に合わせた選択が必要です
寒い季節のバイクライディングでは、適切な防寒対策がライダーの快適さと安全性を大きく向上させます。中わた入りのグローブや薄手の秋冬用グローブを使い分けることで、肌寒い時期から真冬まで快適に過ごせるようにしましょう。また、バイク用グローブならではの操作性を活かし、楽しいライディングシーズンをお楽しみください。
おすすめ防寒グローブ3選
以上を踏まえた上でおすすめのグローブをご紹介します。
1.RSタイチの冬用バイクグローブ:高性能な防寒・安全性を兼ね備えた一品
こちらは、大手バイク用品ブランド RSタイチ が手掛けた冬用バイクグローブです。寒い季節のライディングを快適にするための高い性能と、安全性に配慮した設計が特徴です。
高性能な防水透湿素材「ドライマスター」を採用
このグローブには、RSタイチが独自に開発した防水透湿素材「ドライマスター」を採用。雨や雪の日でも、手を濡らさず快適な状態を保つことが可能です。また、透湿性にも優れているため、長時間のライディングでも蒸れにくく快適です。
RSタイチの冬用バイクグローブは、厳しい寒さや雨天のライディングをサポートする高い防寒性・防水性と、安全性、そして快適性を兼ね備えています。上質なグローブをお探しの方にぜひおすすめしたい一品です。
2.KEMIMOTO 防寒グローブ:手頃な価格で高コスパ!
次にご紹介するのは、コストパフォーマンス抜群の冬用バイクグローブ、「KEMIMOTO 防寒グローブ」です。リーズナブルな価格ながら高機能を備え、冬のライディングを快適にサポートします。
高機能中綿素材「シンサレート」を採用
KEMIMOTO 防寒グローブの最大の特徴は、インナーに採用された高機能中綿素材「シンサレート」。この素材は、以下のような優れた特徴を持っています。
- 優れた保温性:冷たい風から手をしっかり守り、暖かさをキープ。
- 蒸れにくい快適性:通気性が良く、長時間のライディングでも手が蒸れにくい。
- 滑らかな肌触り:快適な装着感を実現。
- 撥水加工された表面素材:小雨や雪を弾きやすい撥水仕様で、突然の悪天候でも安心です。
- 防水フィルムを内蔵:内部には防水フィルムが使用されており、浸水を防ぎます。雨の日でも快適な使い心地が保たれます。
手頃な価格ながら、優れた保温性・撥水性・防水性を備えた「KEMIMOTO 防寒グローブ」は、通勤・通学や日常のライディングに最適。高機能グローブをお探しの方に、ぜひおすすめしたい一品です。
3.「コミネ GK-828」:長距離ライディングに最適!
次にご紹介するのは、快適性と機能性を兼ね備えた冬用バイクグローブ、「コミネ GK-828」です。寒い季節でも長距離ライディングを楽しむライダーにピッタリの一品です。
雨の日も安心の透湿防水仕様
透湿防水機能を搭載しているため、雨の日や悪天候でも安心して使用可能。内部の蒸れを軽減し、手を快適に保ちます。
長距離でも快適な装着感
- AIR GEL(R)パッドを採用:掌に配置されたクッション性の高いパッドが振動を吸収し、長時間の走行でも疲れにくい設計です。
- 新型立体パターン:握りやすさを向上させる立体的なデザインが、グリップ操作を快適にサポートします。
- ナックルガードを装備:万が一の衝撃から手を守るナックルガードを標準装備。安全性が高く、ライディング時の安心感がアップします。
- リフレクター搭載:夜間走行時に視認性を向上させるリフレクターを採用。安全性に配慮したデザインです。
「コミネ GK-828」ウインターグローブは、長距離ライディングから通勤・通学まで幅広いシーンで活躍する高性能グローブです。快適さと安全性、そしてスマホ対応の利便性を兼ね備えた本製品で、寒い季節のライディングをより楽しんでみませんか?
番外.アイセイバー:冷凍倉庫用手袋
「アイセイバー」は、極寒の冷凍倉庫や冷蔵施設で作業する方のために開発された防寒性に優れた手袋です。厳しい環境下で手を保護し、快適に作業を行うためのさまざまな特徴が備わっています。
極限状態で開発された優れた防寒性能
「アイセイバー」は、冷凍倉庫などの-30℃以下の過酷な環境にも対応可能。高機能な断熱素材を使用し、手の冷えをしっかり防ぎます。
- 中綿入り構造でデッドエアを閉じ込め、保温力を最大化。
- 裏地には起毛素材を採用しており、肌触りが良く、温かさを保ちます。
- 冷たい水や湿気の多い環境でも使用できるよう、手袋表面には防水加工が施されています。
- 通気性があり、手の蒸れを軽減。
難点としてはバイク用ではないので、操作性が若干落ちるという点です。ただし、他のウィンターブローブも同様に操作性は通常のグローブよりも落ちる為、慣れれば問題ないと思います。
極寒対策に最適な高機能電熱グローブの魅力と利点

次に、電熱グローブについてもご紹介します。電熱グローブは内蔵された発熱ユニットを使用して、手を温める機能を備えたグローブのことです。寒い日でも手元がポカポカ温かく、優れた保温効果を提供します。ここでは、電熱グローブのタイプ別特徴と、それぞれの利点・欠点について詳しく解説します。
電熱グローブの4つのタイプ

- USB充電タイプUSB充電タイプの電熱グローブは、USBポートを使って充電するタイプです。バイクにUSBポートがあれば走行中にバッテリーの心配をせずに使用できる点が大きな魅力。エンジン停止時やバイクから降りると電源供給がなくなるため、暖かさは失われますが、保温性が高く、短時間であれば十分に暖かさを維持できます。30分程度の移動であれば手が冷える心配は少なく、手軽に使いたい方に最適です。
- 専用バッテリータイプ 専用バッテリータイプは、充電式の専用バッテリーを使用して電熱グローブに電源を供給します。バッテリーが充電済みであれば、バイクから離れても暖かさを維持できます。長距離や長時間使用する場合は、予備のバッテリーを用意する必要があります。充電が切れると暖かさが失われるため、予備バッテリーの準備が面倒だと感じる方には、USB充電タイプや車体給電タイプがより適しています。
- 車体給電タイプ 車体給電タイプは、シガーソケットを介してバイクのバッテリーから直接電力を供給するタイプです。バイクを走行している間は、バッテリー切れの心配がなく、長時間暖かさを保つことができます。しかし、エンジンを止めると電源が供給されないため、バイクを降りると使用できない点がデメリットです。シガーソケットを装備していないバイクでは使用できないため、購入前に確認が必要です。
- インナータイプ インナータイプは、通常のグローブの内側に着用することで、外部グローブと重ねて使うことができるタイプです。このタイプのグローブは、熱が逃げにくく、保温効果が非常に高いため、厳しい寒さにも対応可能です。しかし、重ね着するため、多少のごわつきが生じることがあります。特に冷たい外気から手を守りたい場合、インナータイプは優れた温熱効果を提供します。
電熱グローブの利点

- 極寒時でも快適性を提供
電熱グローブは、極寒時においてもライダーの手を暖かく保つことができます。これにより、長時間のライドでも手の感覚を保ち、操作性を向上させ、安全に走行を続けることが可能になります。 - 多様なシーンでの活躍
電熱グローブは、早朝や深夜の冷え込む時間帯、雪山でのライド、さらには冬のツーリングでもその効果を発揮します。寒冷地でのライディングに欠かせないアイテムです。 - バッテリー駆動で手軽に使用
ほとんどの電熱グローブは充電式バッテリーを使用しており、簡単に充電ができます。ケーブルなどの煩わしさがなく、自由に動くことができ、ライディング中の不便を感じることなく使用できます。
電熱グローブは、冬のバイクライディングにおける究極の防寒対策として、その即時加熱、均一な熱分布、耐久性と安全性がライダーから高く評価されています。極寒の環境でも快適に手を温め、長時間のライドでも安全かつ快適な操作を提供します。寒冷地でのライディングをもっと楽しみたい方には、電熱グローブの導入を強くおすすめします。寒い季節でも新たなライディングの楽しみを見つけるために、電熱グローブをチェックしてみてください。
電熱グローブおすすめ2選
それではおすすめの電熱グローブを2つご紹介します。
1.IRON JIA’S JIA10H-NEW 電熱グローブ
「IRON JIA’S JIA10H-NEW」は、寒冷地でのバイクライディングに最適な高機能電熱グローブです。この製品は、車体給電対応で電池切れの心配がなく、さらにモバイルバッテリー付きで長時間の使用にも対応します。短時間の街乗りから長時間のツーリングまで、幅広いシーンで活躍する冬用バイクグローブです。
- 車体給電対応で、走行中のバッテリー切れを気にせず安心して使用可能。
- モバイルバッテリー付きで、車体から離れてもバッテリーを補充しながら使用できる。
- 4段階の温度調節機能を搭載し、手元を常に快適な温度に保ちます。寒さに合わせて、好みに応じて温度を調整可能。
これにより、冷たい季節のバイクライディングでも手元を暖かく保ち、快適に走行できます。
2.MY MOTO 電熱バイクグローブ
「MY MOTO」の電熱バイクグローブは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、他の電熱グローブと比べて長時間の使用が可能です。この大容量バッテリーにより、長時間の走行や、充電回数を減らすことができ、利便性が大幅に向上します。
- 5000mAhの大容量バッテリーにより、長時間使用が可能で、充電の手間を軽減。
- ナックルガードや手のひらパッドを搭載し、安全性を高めています。
これにより、長時間のツーリングでも安心して使用でき、安全性と快適性を両立した冬用電熱グローブとしておすすめです。
実は最強?ハンドルカバー
バイクの防寒を語る上で外せないものがあります。
「ハンドルカバー」です。ハンドルカバーは手元を守る隠れた最強アイテムなのです。左右のハンドル(グリップ部分)を覆うように装着するカバーで、手元の寒さを和らげるために設計されています。
ハンドルカバーの最大の魅力は、走行風を完全にシャットアウトし、内部の保温効果によって手を暖かくキープできる点です。冬場、グローブだけでは防ぎきれない厳しい寒さも、ハンドルカバーがあれば大幅に軽減できます。また、多くのハンドルカバーには防水性が備わっているため、急な雨でも安心して使用可能です。
そんな完璧アイテムにも思えるハンドルカバーもデメリットがあります。
バイク用ハンドルカバーのデメリットと注意点
大きな欠点として・・・ダサイ!!!!という大問題があります。これをつけたとたんに見た目がおじいちゃんが乗るスクーターになってしまうのです。
また、ハンドルカバーは手全体をすっぽり覆う設計のため、運転中に手元を目視しづらくなることがあります。スイッチ操作が手探りになるため、「ウインカーを出そうとしてホーンを鳴らしてしまった」というケースも少なくありません。また、製品によっては手の可動域が制限され、ブレーキやクラッチレバーの操作がしにくいと感じることも。さらに、ハンドルカバーの形状によっては、緊急時に手をスムーズに離しづらいという点も注意が必要です。
以下にお勧めのハンドルカバーをご紹介します。
コミネ AK-021 AK-021
まずおすすめするのが Amazonでも売り筋No.1「コミネ AK-021」 のバイク用ハンドルカバーです。
幅広い車種に対応
「コミネ AK-021」はスクーター向けのハンドルカバーですが、ミラー固定用ストラップが付属しているため、他の車種にも取り付け可能です。これにより、多くのライダーが車種を選ばずに使用できる汎用性の高さを備えています。
優れた保温性と防寒設計
内側には裏起毛素材が採用されており、手元をしっかり保温します。さらに、袖口部分には伸縮性のある生地が使われているため、冷たい空気が手首から侵入するのを防ぎます。これにより、寒さが厳しい冬場でも快適なライディングが可能です。
防風・防水の3重構造
外側には防風・防水性能を持つ生地を重ねた3重構造が採用されています。この設計により、冷たい風や雨から手をしっかり守り、悪天候時でも快適に使用することができます。
リード工業 コンパクトハンドルカバーKS-209
次にご紹介するのは「リード工業 KS-209」 のコンパクトハンドルカバーです。
薄型でスタイリッシュなデザイン
このハンドルカバーは欠点の一つである野暮ったさをかなり低減した薄型のスタイリッシュな見た目です。ただし、コンパクトな分、厚手のグローブをつけるのは難しいです。

保温性を高める裏起毛素材
ハンドルカバー内側には裏起毛素材が採用されており、寒い冬場でも手元を暖かく保ちます。この保温効果により、長時間のライディングでも快適性が損なわれません。
防水・防風性能で悪天候にも対応
外側は防水・防風素材で作られており、雨や風の侵入を防ぎます。冬の雨や強風の中でもしっかりと手を守り、快適なライディング環境を提供します。これにより、天候に左右されずにバイクを楽しめます。
まとめ
冬季のバイクライドでは、手元をしっかりと守るための防寒グローブは欠かせない装備です。寒冷地や厳しい気候条件下でも快適にライディングを楽しむためには、グローブの選び方が重要となります。防寒グローブには、手や指先を温める機能が備わっており、最近では電熱グローブも主流になりつつあり、即時加熱や均一な熱分布によって優れた保温効果を提供します。
どのタイプを選ぶにしても、重要なのは自分の使用環境やライディングスタイルに適したグローブを選ぶことです。手元の温かさを保つことで、長時間のライドでも手が冷えることなく、安全に操作を続けることができます。冬のバイクライドを快適に楽しむために、適切な防寒グローブを選び、寒さから手を守りましょう!
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