うみかぜ公園がなくなる?!大規模開発で変化する釣り場!

横須賀うみかぜ公園

最近お世話になっている「うみかぜ公園」

海沿いに広がる開放的な空間と、手軽に24時間釣りが楽しめる護岸が魅力で、多くのファミリーやベテラン釣り師に親しまれてきました。休日には駐車場が満車になるほどの賑わいを見せ、横須賀エリアを代表する”憩いの釣り場”ともいえる存在です。

うみかぜ公園がなくなる

しかし、近年発表された計画によれば、うみかぜ公園周辺では大規模な埋め立て工事と再開発計画が進められており、今後は現在の姿から大きく変貌を遂げることになります。本記事では、工事の概要や再開発の目的、そして釣り場としての未来像について深掘りしていきます。


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1. うみかぜ公園の現状と釣り文化

うみかぜ公園

うみかぜ公園は、平成町の再開発に伴って整備された比較的新しい都市公園です。園内には広い芝生広場、スケートボード場、バーベキューエリア、子供向けの遊具などが設置され、市民の憩いの場として機能しています。

うみかぜ公園

釣り人にとっては、南側の護岸が最大の魅力です。足場が広く柵も整備されているため、安全に海釣りを楽しむことができます。春はメバルやカサゴ、夏から秋にかけてはアジ・イワシ・サバなどの回遊魚、冬はカレイやアイナメが狙え、一年を通して魚影の濃さを実感できるポイントです。ファミリー層にはサビキ釣りが人気で、休日には子供たちの歓声が響き渡ります。

うみかぜ公園 夜釣り

また、24時間開放されている貴重な釣り場で、夜にはルアーマンがシーバスを狙い、ベテランは太刀魚や青物をターゲットにしています。この多様性こそ、うみかぜ公園が長年愛され続ける理由といえるでしょう。


2. 工事の背景と目的

横須賀市が推進するこの大規模工事は、単なる公園整備ではありません。以下のような背景が指摘されています。

横須賀港の物流拠点化とモーダルシフト

今回の大規模工事の中心にあるのは、横須賀市が新たに建設を計画しているふ頭の整備です。

横須賀市は、うみかぜ公園周辺を含む海域に埋め立てを行い、物流と人流の新たな拠点として活用する計画を進めています。その背景には、日本全体が直面している 人口減少に伴うトラックドライバー不足、さらに CO2削減の要請 があります。これまで主流であった陸送に依存した物流から、より効率的かつ環境負荷の少ない 船舶輸送(モーダルシフト) へ移行していく動きが強まっているのです。

うみかぜ公園 モーダルシフト
引用:hacobu.jp

横須賀港は東京湾の入口に位置しており、湾奥の混雑を避けられる立地上の利点を持ちます。さらに横浜横須賀道路をはじめとする高速道路網が整備されており、関東と西日本をつなぐ物流拠点として極めて有望です。

すでに皆さんご存じの通り、横須賀港からは 北九州・新門司港を結ぶ長距離フェリー が運航されています。この航路は開設以来、貨物輸送量の増加を牽引してきました。しかしその一方で、荷物や車両を置いておく用地不足が深刻化し、非効率な運用が目立ってきているのが現状です。

今後はさらに物流需要の増加が見込まれており、横須賀港から 西日本方面への新規フェリー就航 も視野に入っています。こうした背景のもと、新たなふ頭建設は日本の物流を支えるための重要なプロジェクトと位置づけられています。

防災・津波対策

首都直下地震や南海トラフ地震に備え、防潮堤や避難施設の整備を進める狙いがあります。うみかぜ公園は海に面しているため、防災拠点としての強化が急務となっていました。

都市計画マスタープランとの連動

横須賀市は平成町周辺を「新たな都市拠点」と位置づけ、居住・商業・観光を融合させる再開発を掲げています。公園エリアはその中核となる存在であり、単なるレジャースポットから「観光拠点」への格上げが期待されています。

観光資源の回遊性強化

三笠公園や猿島、さらにはヴェルニー公園など、周辺には多彩な観光資源が存在します。うみかぜ公園のリニューアルによって、これらを結ぶ観光ルートが形成され、横須賀観光のハブとなる構想があるのです。

この一大事業により、うみかぜ公園周辺の海の姿も大きく変わろうとしているのです。


3. 工事区画

現在公開されている資料によると、工事の対象は南側護岸の一部と東側埋め立てエリアです。写真で見るとかなり広大な埋め立て地になりそうです。

うみかぜ公園 大規模開発

次に計画図を見ると、埋め立て区画は公園の外縁に沿って拡張され、将来的には新たな陸地が数ヘクタール規模で誕生する見込みです。

うみかぜ公園 大規模開発
  • 赤:埋め立て予定地
  • 緑:再整備される公園エリア

こちらが新しくなるふ頭のイメージ図になります。今のうみかぜ公園の面影はなくなり、どちらかと言えば本牧ふ頭のような広大な港になりそうです。

うみかぜ公園 大規模開発

4. 工事による潮まわりと釣りへの影響

大規模な埋め立て工事が進むと、護岸の形状や水深が変化するため、海流や潮まわりにも影響が及びます。これにより、うみかぜ公園での釣りスタイルや釣れる魚種にも変化が出ると考えられます。

潮まわりの変化

うみかぜ公園がなくなる?!大規模開発で変化する釣り場!

埋め立てによって海岸線が東側に拡張されることで、これまで穏やかだった湾内の流れが変わり、潮の流れが速くなる区画や、逆に流れが緩むポイントが生まれます。特に南風や北風が強い日には、水の動きが従来とは異なり、潮位や潮流の予測が難しくなる可能性があります。

  • 浅瀬の拡大:埋め立て地の先端では水深が浅くなるため、浅瀬を好む小魚や稚魚の群れが集まりやすくなります。
  • 新たな潮目の発生:潮の速さが変わる場所では、魚が餌を求めて集まりやすくなるため、新しい釣果ポイントが生まれる可能性があります。

釣れる魚の変化

潮流の変化に伴い、魚種や釣れる時期にも変化が見込まれます。

  • 回遊魚の動き:アジ、サバ、イワシといった回遊魚は、潮流が緩やかなポイントに集まりやすくなるため、埋め立てにより新たな群れの位置が変化します。
  • 根魚の生息域:カサゴやメバルなどの根魚は、水深や岩礁の変化に敏感です。護岸の形状が変わることで生息ポイントが移動する可能性があります。
  • 季節魚への影響:冬季に狙えるカレイやアイナメなどの底物は、埋め立てによってできる新しい浅場や砂地に移動することが考えられます。

釣り方の変化

潮流や水深の変化に応じて、釣り方にも工夫が必要になります。

  • サビキ釣り:これまで浅場で釣れていたアジやイワシは、新しい潮目に群れが集まるため、投入場所を潮流に合わせて調整する必要があります。
  • ルアーフィッシング:シーバスや太刀魚狙いでは、潮流の速さに合わせてルアーの重さやリトリーブ速度を調整する必要があります。
  • 底物狙い:カレイやアイナメは、新しい砂地や岩礁の形状を確認しながらポイントを選ぶことが重要です。根掛かりが増える可能性もあるため、仕掛けの工夫が求められます。

新しい釣りポイントの可能性

埋め立て工事によって生まれる新しい護岸や浅場は、逆に釣り人にとってチャンスになる場合もあります。潮目が集中するポイントや、魚が集まりやすい新しい岩礁が形成されれば、これまで経験したことのない釣果を狙うことが可能です。

今後は、釣果情報と潮流観測を組み合わせることで、従来の経験則だけではなく科学的データに基づいた釣り方が重要になってくるでしょう。

5. 地域経済と観光への影響

うみかぜ公園は釣りだけでなく、観光資源としても重要な役割を担っています。再開発によって以下の効果が見込まれます。

  • 観光客の増加
     整備された海沿いデッキや商業施設の誘致により、観光客の滞在時間が増加。
  • 地域店舗への波及効果
     周辺の釣具店、飲食店、コンビニなどへの経済効果が期待できます。特に釣具店はファミリー層向けの入門セット需要が高まりそうです。
  • イベント拠点化
     マリンスポーツ大会や釣りイベント、夜景観賞など、多目的利用が可能に。

これまで「地元民の公園」だったうみかぜ公園が、「横須賀観光の顔」へと進化するのです。


6. 未来のうみかぜ公園の姿

市が示す未来像には以下のようなビジョンが含まれています。

  • マリーナ施設やカフェの併設
     海沿いの散歩やヨット体験といったレジャーと組み合わせる構想。
  • 釣り専用デッキの整備
     「安全に釣りができる専用ゾーン」を設け、初心者や子供連れでも安心。
  • 夜間照明や防犯カメラの導入
     ナイトフィッシングの安全性が高まり、夜の楽しみ方が広がる。
  • エコ・環境共生型の整備
     人工リーフや藻場を造成し、生態系を守りつつ釣り資源を育む計画も視野に。
うみかぜ公園 大規模開発

未来のうみかぜ公園は、単なる「釣り場」から「海辺の総合レジャーパーク」へと進化し、横須賀の新たなシンボルとなる可能性を秘めています。

新ふ頭建設開始するのはいつ?

では、みなさんが気になる実際に新ふ頭の工事が開始されるのはいつ頃になるのでしょうか。それによっては近々うみかぜ公園では釣りが出来なくなってしまいます。

 

答えとしては、未定 となります。

以下に横須賀市港湾部の公式回答がありました。

横須賀市
引用:横須賀市

「新ふ頭の建設開始時期につきましては、現時点では未定です。」とありました。

しばらくはうみかぜ公園が閉鎖されることなく、釣りが楽しめそうですね。ただし、来月、来年にも工事が始まる可能性があることは頭に入れ、今釣りが楽しめることに感謝して使わせてもらいましょう。


まとめ

横須賀うみかぜ公園は、これから数十年をかけて大規模な変貌を遂げます。工事期間中の不便や魚影の変化といった懸念はあるものの、防災力の強化、安全性の向上、そして観光資源としての発展は、長期的に見れば地域全体にプラスをもたらすでしょう。

釣り人としては「今のうちに現状のうみかぜ公園を楽しんでおく」こと、そして「新しい釣り場として生まれ変わる未来を期待する」こと、この二つの視点を持つのが良いかもしれません。

再開発後、うみかぜ公園がどのような姿になるのか。
釣り人としてはその変化を見守りつつ、新しい時代の“うみかぜスタイル”を楽しみに待ちたいところです。

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