前のページで漁業権のないエリアでは伊勢えび釣りができることがわかりましたが、実際にはどんな仕掛けでどんな釣り方をするのでしょう?

伊勢エビのいるところ
まず、伊勢エビはどんなところに生息しているのでしょう?
伊勢えびは水深が深く、テトラ等のストラクチャーの間に住みつきます。

磯子でいうと、こんなところに居ついているイメージです。

ただし、伊勢えびの天敵はタコです。
なのでタコが多いところは伊勢えびのいる確率は低くなるそうな・・・磯子はタコが釣れるから伊勢エビはいないか・・・。
しかし、逆にタコの天敵はウツボなので、ウツボがいるところには伊勢エビがいる確率が高いようです。
これは結構なヒントですね。
ストラクチャーとウツボのいるところですね!
伊勢エビ釣りの時期と時間帯

時期
伊勢エビは初夏から秋にかけて、産卵のために浅瀬へ近づいてきます。
1年では5月から9月にかけてがよく釣れる時期のようです。
時間帯
伊勢エビは夜間に捕食活動が活発になり、昼間はストラクチャー等の物陰でじっとしています。
ですので基本的に夜釣りがメインです。
伊勢えび釣り仕掛け
伊勢えび釣りは結構簡単な仕掛けです。

針がいくつも付いていますが、魚のように食わせて口にかける訳ではなく、体のどこかにひっかける釣り方です。
ですので、針全部にエサはつけずに1番目と2番目の針だけに付けたりするようです。
伊勢エビの釣り方

伊勢エビはテトラやストラクチャーにつくので、基本的には穴釣りに似たような釣り方になります。釣りのコツはとしては足を使ってどんどん移動して、いろんなところを探ることがコツです。
テトラの隙間や、岩の間に仕掛けを落とし、底をとったら置き竿にします。10分ほど待ったあとに聞き合わせをしてみて、重い場合はゆっくりと引き上げましょう。
アタリの出る場合はグググ!っと竿が大きく曲がるのでゆっくりあわせましょう。
うまくかかっても油断は禁物です。
針にかかった伊勢エビはテトラや堤防に足をひっかけて踏ん張ることがあります。
その力はとても強いので無理にひっぱるとライン切れや伊勢海老の足がとれることもあります。
テトラに張りついた場合はラインを少し緩めて油断するのを待ちましょう。
こちらの動画は分かりやすいですね。
タックル
ロッド
テトラの隙間に落とす釣りなので、長い竿では取り回しも悪くなります。
180cmくらいの短めの竿が使いやすいです。また伊勢エビはテトラに足をひっかけて抜けないことがあるので、硬めの竿が良いですね。
リール
伊勢エビはテトラの中から引きずり出すパワーファイトになる為、ベイトリールがおすすめです。安いもので十分です。
仕掛け
市販の伊勢エビ用の仕掛けが無難
中通しオモリ
エサ
アオイソメ、イワイソメ、イカ、サバの切り身、オキアミ等で釣れるようです。なんでも食べます。
その他 必要なもの
軍手:伊勢エビはトゲが沢山ある為、釣れた際に素手で触ると危険です。
ヘッドライト:テトラでの夜釣りは大変危険です!足元を照らすライトは必ず準備しましょう。
ケミホタル:置き竿をする際は竿先にケミホタルをつけるとアタリが分かり易いです。
まとめ
ナマコや伊勢エビが釣れた時にどうしたらいいか分かりませんよね。
漁業権エリアを知っていれば持って帰ることもできます。ただし、サイズや時期には規定があるので注意が必要です。
また、近場の岸から伊勢エビ釣りが出来るなんて面白いですね。テトラポットの穴を探っていく宝探しのような釣りです。もし機会があればチャレンジしてみて下さい!!
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