炎天下の夏、アジ、サバ、シロギス、イシモチと釣れる魚種が増えてきましたが、そのなかでも、夏が旬の一大イベント、それが「マゴチ釣り」ですね。海風に吹かれながら、思い出に残る釣り体験を楽しむチャンスです。
この記事では、ハゼを泳がせてマゴチを狙う釣りの魅力、アタリの出方、そしてマゴチを釣る際のコツを徹底解説します。夏休みももうすぐ終わりですが、最後にマゴチとの駆け引きと強烈な引きを楽しむのは如何でしょうか!?
ハゼの泳がせ釣りでマゴチ
マゴチは夏に最盛期を迎える為、マゴチを釣りたいならまさに今!!照りマゴチなどと呼ばれるほど夏に釣れて、食べてもおいしい人気の釣り魚です。
そんなマゴチはワームなどを使用したルアーフィッシングで釣ることもできますが、マゴチの大好物であるハゼを泳がせることで、よりマゴチに出会える確率が上がります。この釣りの興奮と緊張感は、他の釣りとは一味違った魅力と言えるでしょう。
釣り場
2023年8月19日(土)
磯子でもマゴチが好調のようなので、今回は磯子海づり施設でマゴチを狙ってみたいと思います。釣り座は南桟橋に構えました。最近の猛暑のせいか釣り人はそこまで多くありませんでした。
海の状況
仕掛け
マゴチ狙いの泳がせ釣りの仕掛けはこんな感じ。マゴチの食い込みが良くなるように誘導仕掛けになっています。また広範囲を調べたいので重めの20号のオモリを使用しています。
エサ
マゴチ狙いの泳がせ釣りの餌はハゼが一般的ですが、小さなキスでもOKです。
実釣
それではさっそくハゼを泳がせてマゴチを狙ってみましょう!
ハゼの付け方と狙う場所
ハゼに針を付ける際、下アゴから針を刺して、上アゴから針を抜きます。上アゴの硬い部分を貫通させることでハゼが外れにくくなります。
とりあえず、広範囲を調べる為に、遠投します。マゴチは基本的に砂泥底にいることが多いので、仕掛けをサビいて、砂地のような場所を探します。
一方で根がある場所や駆け上がりなど、地形変化がある場所は根掛かりのリスクなどは増えますが、マゴチが居ついている可能性が高いです。どういった攻め方をするかも楽しいですね。
マゴチの3段アタリ
マゴチのアタリは3段階あると思ってもらえると分かり易いです。
①前アタリ:
コンコンと小さなアタリが出ます。マゴチが近づいてきてハゼが暴れています。この時点ではもちろんアワセません。少しラインを緩めて様子を見ましょう。
②前アタリその2:
先ほどよりも少しグングンと竿先が抑え込まれます。この時点でマゴチはハゼに食いついていますが、まだまだ合わせません!!
③本アタリ:
2段階目の前アタリが出てしばらくすると、一気に竿ごと持って行かれそうなアタリが出ます。ここでようやく合わせましょう!!
と、マゴチのアタリを復習したところで釣りに戻ります。
先ほど遠投して放置していましたが、アタリがないのでまたサビきます。これを何度も繰り返します。
そんなことを繰り返して数時間
サビいて誘いをかけていると・・・
コンコン!(おぉーー!!ついにきたかーー!)
ラインをゆるめて様子を見ます
グングン!!
グングン!!(よしよし!!2段階目!くわえた!!!)
さあ~~~持っていけ~~~~~・・・・
ギュイイイイイ!!!!!
竿が絞り込まれました!!!
合わせます!!行けーーー!!!!
ギュイイイイイ!!!!!
HIT!!!!!!!
ギュンギュン!!!!
よっしゃ乗ったーーー!!!
グイングイン!!!!
おぉ~結構引くーーーー
グイングイン!!!!
あがってきたのは・・・・
マゴチでした!!!!!ヽ(´∀`)ノ
40cmのまずまずのサイズ(´∀`)
よしよし、とまた新たなハゼを付けて遠投します。
とりあえず遠投して放置していると・・・
グングン!!!!
えーーー!!!またきた!!!!
でもまだ2段階目の前アタリです。
竿を持って、本アタリに備えます・・・・
しかし・・・本アタリが来ない・・・(;´д`)
もう前アタリから1分くらい経ちました
離したのかな~~~
一応、合わせてみます
グイ!!!!
ギュイイイイ!!!!!
うお!かかった!まだくわえてた!!!
ギュンギュン!!!!!
やった~~~~!!!
っと思ったら
フッ・・・
っと軽くなりました
バレたーーーーー((( ;゚Д゚)))
仕掛けは切れていなかったので普通に針外れのようです(ノД`;)
やっぱり、まだ本アタリが来る前に合わせたから、ハゼをくわえていただけなのかも。
それか、アワセが弱く針掛かりしなかったのか・・・
マゴチをバラしやすい理由
マゴチはヒラメと同様にバラしやすい魚で有名です。理由は大きく2つと考えられます。それは【口が堅い】と【捕食下手】です。
口が堅い
マゴチの口はかなり硬く、他の魚のように柔らかさがありません。また大きな平たい骨で頭が覆われているため、針が滑って貫通させるのが難しいのです。針掛かりした後でも口の皮が薄くて千切れやすく、バラシにつながることが多いのも原因です。
捕食が下手
マゴチは餌に食いついてから飲み込むまでの時間がかなり掛かることも多いです。特に活性が低い時は、餌の一部分に噛みついたままじっとして動かないことも良くあります。このような時にアワセをしてしまうと、すっぽ抜けの原因になるので気をつけます。
今回のバラシがどちらの原因かは分かりませんが、やはりマゴチを釣る時は【しっかりと本アタリを待つ】と【思い切り合わせる】ということが大事かと思います。
まとめ
今回は今が旬の照りマゴチを狙ってみました!やはり最盛期だけあって1本獲ることが出来ました。残念ながらバラシもありましたが、マゴチとの駆け引きを十二分に楽しむことが出来ました。アタリはそんなに多くないので、貴重なアタリをモノに出来るかが大事です。まだまだマゴチの好調は続いているので、是非この機会にマゴチ釣りにチャレンジしては如何でしょうか!?
使用した仕掛け
今日の晩御飯
今日はマゴチをお刺身で頂きました(´∀`)
新鮮なので身はコリコリ、甘みたっぷりでとっても美味しかったです!ただ、マゴチは棘が沢山あったり、骨がゴン太なので捌くのが大変でしたね(笑)
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