ワイコバはそんなに釣り道具にお金をかける方ではないと思っているのですが、先日、とうとうフカセ釣り用にレバーブレーキリールを購入しましたヽ(´∀`)ノ ワイコバの持っている釣り道具で一番高いものとなりました(;´д`)
実際に使ってみた率直な感想と使用のインプレをしてみたいと思います!!(´∀`)
レバーブレーキリールとは?
レバーブレーキリールはスピニングリールに銃のトリガーのようなレバーが付いているものを指します。
通常のリールにはドラグと呼ばれる安全装置のようなものが付いており、魚が急に走り出したりすると、じりじりと摩擦を利用し、逆回転させラインを出し、必要以上のテンションがかからないようになっており、ラインが切れるのを防いでくれます。
レバーブレーキは釣り人のレバー操作によって瞬時にラインを放出することができる装置で、グレ、チヌ等の瞬間的に走る魚に対して通常のドラグでは間に合わないライン放出を釣り人自らがコントロールできるシステムです。
レバーブレーキのメリット
上記のライン放出のコントロール以外に、通常のリールでは出来ないレバーブレーキリールのメリットをいくつか紹介します。
竿の角度修整が出来る
釣りにおいて、竿とラインが一直線になってしまう(のされてしまう)状態は一番ラインに負荷がかかり危険な状態です。通常のリールでは一度この状態になってしまうと立て直すことは容易ではありません。しかし、レバーブレーキリールでは瞬間的な操作により竿の立て直しが可能となり、ロッドの角度を適正に保つことで、大物をキャッチする確率が上がります。
タモ入れが楽になる
魚をタモに入れる時等、「ラインを巻き過ぎた」ということがあっても、ベールを起こさなくても片手でラインを出せるので、タモ入れが楽になります。またタモに魚をおさめた瞬間も指一本でラインを出せるのもかなり便利です。
手返しが良くなる
仕掛けを変える時や餌を付ける時など、自分の作業がしやすい高さに片手でライン操作が出来るので、手返しがとても速くなります。手返しが早くなるとそれだけ魚を釣りチャンスが増えるので釣果にも繋がります。
レバーブレーキリールのデメリット
メリットも多いですが、デメリットもいくつか紹介したいと思います
価格が高い
通常のスピニングリールに比べてレバーブレーキリールはかなり高価です。シマノやダイワ等の有名メーカー品となるとエントリーモデルでも約2万円以上します。
中には格安レバーブレーキリールもありますがおすすめはしません。ブレーキが効きにくい、壊れやすい等の問題があり「安物買いの銭失い」になるのが目に見えています。長く使うことを考えると、シマノ、ダイワ製品をお勧めします。
ラインを出す癖がついてしまう
ラインが手軽に出せてしまうので、少し魚が突っ込んだだけでラインを出す癖が付いてしまい、時には耐える必要がある場面でもラインを出してしまい、しもりや瀬にラインがこすれてラインブレイクさせてしまうということが起きます。
バックラッシュが起きることがある
バックラッシュとは、ラインが出るスピードより、スプールの回転が速い場合、ラインが緩まり、巻き込まれて絡まるという現象です。通常スピニングリールでは起きにくいのですが、知らない間にレバーのロックが解除されており、バックラッシュが起きてしまうことがあります。これは慣れと注意していれば防ぐことが出来ます。
おすすめレバーブレーキリール5選
ワイコバが今回購入するにあたり、いろいろと調べて候補を上げていた中で5つ紹介したいと思います!その中からワイコバも購入したものも!
シマノ BB-Xラリッサ
『BB-Xラリッサ』は、シマノが展開するBB-Xシリーズのレバーブレーキリール。コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルとして定評がありましたが、リニューアルによって上位機種にも匹敵する性能を獲得。ワイコバも悩んだ機種の一つです。
ダイワ ラグザス
『ダイワ ラグザス』は摩擦力の高いチタン素材をブレーキディスクに使用することで制動力が向上。また、ブレーキがかかるまでの時間を従来の4分の1にまで短縮。このリールでは『バイターボブレーキ』を採用することで軽い力で力強いブレーキが可能となっています。お値段以上の性能がついています!!またデザインも格好よくゴールドのレバーが光ります!
シマノ 17BB-Xハイパーフォース
このモデルにはシマノの最新技術である逆転時にスプールだけが回る『SUT(スット)ブレーキ』を搭載し、ギア比7.2というハイギアで強力な巻き上げがおこなえるレバーブレーキリールです。また磯でのハードな仕様にも強い防水性能であるSA-RBでベアリングも十分な耐久性を持っており、軽量カーボン素材のCI4+により軽さも兼ね備えているフカセ釣りを代表するモデルです。
ダイワ インパルト
トーナメント向けに開発されたシリーズ最速のハイギアモデルです。ギア比7.2というセッティングで、1回転あたり108cmの巻き取りスピードを実現。DAIWA独自のBITURBOブレーキシステムを採用しており、ZAIONエアローターの搭載で軽量化も追求しています。またZAIONボディや、スムーズなドラグ性能を可能にする『ATD(オートマチックドラグシステム)』、軽く滑らかな巻き心地を実現するエアローターも搭載しています。ワイコバも以前使っていたリールについていたATDにはかなり助けられました!
シマノ BB-Xテクニウム
言わずと知れたLBリールの最高峰です。軽量ながら剛性も高いマグネシウムボディが採用。さらにステラ等と同様のサイレントドライブも新たに導入され、高い剛性のボディとの相乗効果でヌメヌメとした滑らかな回転性能を実現しています。ハイエンドなだけあってお値段もとてもお高いですが、それでも人気の理由は他のリールとは次元の違う性能を有しているからですね。一度は使ってみたいフカセ釣り師憧れのリールです。
この中からワイコバも一つ選択して購入しました。う~んどれもいいリールなのでなかなか難しい選択でした。
ワイコバが購入したリール
かなりの期間ワイコバが熟考を重ねた結果、購入したのは・・・
タラララ~~
BB-X 17ハイパーフォース2500DXXG SUTブレーキ
最終的には『ダイワ インパルト』と悩みましたが、やはりローターの回転だけでスムーズにラインを放出できる『SUTブレーキ』が付き、ベアリング数も多いシマノのものを選びました! 「SUT」は、『Smooth UnTurned handle』の略称で、レバーブレーキを使用した際にハンドルが回転しないためブレが軽減できるシマノの最先端技術です。
SUTブレーキ搭載モデルは一般的なリールのようにハンドルの左右交換ができず、左巻きか右巻きを選ぶ必要がありますが、ワイコバは左巻きを購入。
ディテールもカッコイイですね。
SUTブレーキのロゴが光ります
レバーはストレートではなくトリガーのような形状
少し触ってみた感想としては、ローターの回転がスムーズ!!!ちょっと回しただけでも惰性でしばらく回転しています。おぉ~やはり性能は値段に比例するんだな~。
実釣でのインプレ
それでは実際に釣りで使用したインプレをします!
使用には慣れが必要
最初はレバーが付いているだけで持ち方が変わるので少し戸惑いました。
レバーブレーキ自体の操作としては3段階の操作があります。
①ロック
レバー操作をロックすることで通常のリールと同じ状態になります。
②ロック解除
軽くレバーを握るとカチ!っと音がなりロックが解除されます。この状態ではローターがフリーになるので、逆回転してラインが出ていきます。
③ブレーキ
ロック解除した状態からさらにレバーを握りこむとローターの回転にブレーキがかかり、ラインの放出を止めることが出来ます。
初めてなのでこの操作に慣れるまで時間がかかります。いつの間にかロックを解除してラインが出ていたり、仕掛けを入れる時に、ロック解除のまま投げてバックラッシュが起きたりと、最初は使い難い!っと思ってしまいました。がこれも慣れなので釣行を重ねるごとに慣れてきました。
大物との格闘
何回か釣行を重ねましたが、メジナは30cmちょいくらいまでしか釣れなかったので、なかなかレバーブレーキをフルで活用する機会はありませんでした。それでもちょっと引いた時にレバーブレーキを使って練習をしていましたが、いまいち必要性が感じられなかったのでピンと来ていませんでした。
しかし、ついに前回の釣行でフルで活躍する機会が!!
40cm超えの大物がHITして否が応でも使用することになりました!!!
まだ不慣れな状態で使用していましたが、強い突っ込みが来て、竿が胴元まで曲げられ、これ以上は切れる!!っとなった時にレバーブレーキを使用し、怒涛の突っ込みをかわしてラインブレイクを防ぐことが出来ました。以前は、そのまま耐えて切れなかったらラッキーで運任せな感じでしたが、今回は相手のタックルをスルーするような感じで意図的にラインブレイクを回避した感覚を得られました。
以前に比べて『釣った』感が増すので、釣り上げた後はなんとも言えない達成感を得られました。その分なんか疲れましたけど(笑)
正直、初めてのLBリールなので今回購入したハイパーフォースが他と比べてどれほど良いのか、というのは判断出来ないのですが、SUTブレーキのおかげか、レバーを使用した時に「ブレる」とか「操作しずらい」ということは感じず、以前と同様の竿裁きができました。
また、LBとは別に通常のドラグも付いているのですが、シマノのリールはかなり細かいドラグ調整が出来るので、かなり微妙なドラグの効き具合に設定できるのも気に入りました。
注意点
注意点としてはデメリットでも上げましたが、ラインを放出する癖が付かないように気を付けないといけないですね。自分の仕掛けと竿を信頼して、極力ラインは出さずに突っ込みに耐えるということを基本として、最終手段でレバーブレーキを使うというような使い方をしないと、テトラがある磯子では特にバラしが増える原因となると感じました。
まとめ
今回レバーブレーキリールを購入するにあたり、ワイコバが検討したモデルをいくつかご紹介させて頂きました。なかなか一つに絞るのは難しい商品ばかりでしたが、最終的に『BB-X ハイパーフォース』を購入。初めてのレバーブレーキを使用した感じとしては、魚との駆け引きがより出来る引き出しが増え、フカセ釣りがさらに楽しくなるリールと感じました。
必ずしも必要とは思いませんが、より釣りを楽しむことが出来るのでレバーブレーキリールお勧めです!!
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