みなさん、前回タイヤを交換した時期を覚えていますか?
日頃から意識してタイヤの溝をチェックしている方は大丈夫ですが、あれ?いつ変えたっけ?と言う方は要注意です!
これから暖かくなりバイクに乗るのが楽しい季節です。しかし、タイヤは道路と接地している唯一の部品であり、メンテナンスを怠ると命に係わる一番大事な部分です。
この記事では、タイヤ交換についての重要性と注意点、そして最適なタイヤの交換場所について詳しく解説します。
現在のタイヤの状態
かく言う私も数年前に交換したけど、最近あまり気にしてないな~っという要注意人物です。しかし最近高速に乗る機会も多く、タイヤ大丈夫か?パンク、バーストしないだろうなっと心配になりチェックしてみました。
リアタイヤはこんな感じ、結構まだ溝は深いです。
フロントタイヤはこんな感じ。むむ、だいぶ溝がなくなっている。
一応、保安基準上の残り溝の限度というものがあり、0.8mm以上溝がないと危険とされています。リアタイヤはまだしもフロントタイヤはもうそろそろ交換時期でしたね(;´д`)
何年で交換?タイヤ交換を行う頻度や時期
バイクの乗り方によって、タイヤの摩耗スピードが違うので、交換するタイミングはマチマチです。しかし、どんなに溝が残っていても以下の期間がタイヤの寿命と言われています。
- スタッドレスタイヤ…最大3年間
- 通常のタイヤ…最大10年間
一番寿命が短いスタッドレスタイヤは、3年が交換目安です。通常のタイヤの場合、たとえ新品のタイヤでも、製造年数から5年以上経っているタイヤは点検する必要があります。10年経っている場合は交換をした方が良いでしょう。タイヤはゴムでできており、日光や雨風などが原因で表面が硬化していきます。硬化により、以下の症状が発生するのです。
- ひび割れ
- 破裂
- グリップ力の低下 など…
いくら溝が残っていても、パンクや事故に発展する確率が上がるため、早めにタイヤ交換をした方が良いでしょう。
タイヤ交換を行う走行距離の目安
タイヤは乗り方によっても、溝の減るスピードが変化します。走行距離は以下を目安としましょう。
- 一般使用(通勤・通学):約20,000km~25,000km
- 峠・サーキット:約5,000km~7,000km
- ロングツーリング:約10,000km~12,000km
バイクを街中などで使用する場合、長距離の走行が可能ですが、峠やサーキットなど過酷な環境で使用すると減りが早くなります。
タイヤ交換のタイミング、スリップサインとは?
スリップサインは、ホイール横のタイヤ側面にある「三角マーク」を指します。三角マークはタイヤ溝内にある突起の位置を表しており、タイヤの摩耗によって突起が溝の高さと同じになると交換するタイミングです。
- 車検基準である残量0.8mmを示す
タイヤは最低限の溝がなければ、車検に通すことができなくなり、違反で捕まることもあります。 スリップサインを目安として確認すればいいのですが、偏摩耗により一部が0.8mm未満になっていても違反になる可能性があるため、測定方法も知っておくのが良いでしょう。
タイヤ交換費用の目安
タイヤの価格は、サイズ・メーカー・種類などによって大きく異なります。また、フロントタイヤ(前輪)とリアタイヤ(後輪)によっても異なるため、しっかりと確認することが大切です。タイヤを店頭で購入する場合の相場は、おおよそ以下のとおりです。
フロントタイヤ | リアタイヤ | |
50㏄~125㏄ | 約3,000~6,000円 | 約3,000~8,000円 |
250~400㏄ | 約8,000~2万円 | 約1万~2万5,000円 |
大型 | 約1万5,000~2万5,000円 | 約2万~3万円 |
店頭でタイヤを購入して交換を依頼する場合の、工賃の相場はおおよそ以下のとおりです。
フロントタイヤ | リアタイヤ | |
125cc未満 | 約2,000~3,000円 | 約3,000~4,000円 |
125cc以上 | 約3,000~5,000円 | 約4,000~8,000円 |
PS250(250cc)の場合はタイヤが前後輪で18,000円~、工賃が7,000円~なので最低でも25,000円かかることになります。
タイヤ交換が行える場所
バイクのタイヤは大まかに以下の4つの場所で交換が可能です。
ディーラー
バイクの販売店でもタイヤ交換を受け付けている場所がほとんどです。ショップに工場がなくても、提携している修理工場などで交換してもらえます。ディーラーに依頼するメリットは以下の通りです。
- タイヤ交換と一緒に他の部位も点検してもらえる
- 購入時からの状態を把握していることが多い
- バイクの引き取りなどサービス面で優れている場合がある
購入している店舗でずっと点検や車検を行っていれば、バイクの状態を理解してくれていることが多いでしょう。また、タイヤ交換だけの依頼でも、他に故障個所がないか調べてくれます。バイクのセルフメンテナンスができない方や、自分でメンテナンスを行うのが面倒な方におすすめです。利用の際は、以下のデメリットも覚えておきましょう。
- 工賃や商品代金が高い
- 交換に時間がかかる場合がある
- タイヤの種類が少ない場合がある
工場がある場合でも、全体の点検やタイヤの取り寄せを行うため、即日の交換が難しいことがあるでしょう。また、推奨される大手メーカーのタイヤしか取扱いがないこともあります。代車を用意しているショップは多いですが、貸し出していない場合もあるので、事前に連絡してみましょう。
タイヤ専門店
車やバイクなどのタイヤだけを扱っている店舗もあります。タイヤ専門店のメリットは以下の通りです。
- 豊富な種類のタイヤがある
- 安い
- 即日タイヤ交換に対応してくれる可能性が高い
タイヤ専門店では在庫を豊富に用意しているので、種類を選ばなければ即日タイヤ交換することができるでしょう。また、ディーラーと違い、タイヤ交換のみ行うので工賃などを抑えることができるのです。次にタイヤ専門店のデメリットです。
- ディーラーほどバイクの点検を行ってもらえない
タイヤ専門店にいる店員は、バイクの整備士より知識が乏しい場合があります。また、工具などがタイヤ交換に使うモノしか置いていないため、詳しい点検を行えません。基本的に、タイヤ専門店はタイヤ交換のみを行うショップと覚えておきましょう。
バイクショップ
バイクショップでのタイヤ交換は以下のメリットがあります。
- 工賃を安く抑えられる
- 大手のバイク用品店の場合在庫があり即日交換も可能
- タイヤ交換以外の点検も引き受けてくれる
- タイヤの種類がディーラーよりも豊富な可能性がある
バイクショップで交換すると、ディーラーに比べタイヤメーカーの選択肢や点検する範囲を選ぶ自由度が高くなります。タイヤだけの交換なら、工賃を安く済ませることができるでしょう。次にデメリットです。
- 交換を行っていない場合がある
- 在庫がなく取り寄せに時間がかかる場合がある
修理工場などによっては、タイヤを置いていない場合や修理の予約が多いなど、さまざまな理由で交換を行っていない場合があります。バイクショップに依頼を考えているときは、事前に連絡を入れておきましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでもタイヤ交換を行っている店舗があります。メリットは以下の通りです。
- 店舗数が多く対応が早い
- 工賃が安い
ガソリンスタンドの利点は気軽さです。バイクショップやタイヤ専門店は店舗数も限られ、場所によってはない地域もあります。しかし、ガソリンスタンドは全国各地にあるので安心でしょう。しかし、以下の点に気を付けなければいけません。
- 整備の技術がバイクショップなどに比べると低い
- バイクのタイヤがない場合がある
ガソリンスタンドはバイクショップに比べると、バイクに触れる機会も少ないので技術が低い可能性が高いです。また、車のタイヤしか置いていない場合もあります。
事前の予約は必要?
タイヤ交換をお店に任せるにあたって、予約する必要があるかという点については予約したほうがいいでしょう。必ずしもほしいタイヤや、車両に合うサイズがあるとは限らなく、また混み合っていて、いきなり行っても作業できない可能性がある、という点があげられます。
ほしいタイヤ・サイズがあるとは限らない
まず、必ずしも店頭に行けばほしいタイヤやぴったりのサイズがあるとは限らないという点は覚えておく必要があります。一般的なサイズでもその日お店の想像以上に交換依頼があれば在庫がなくなってしまうことも珍しくありません。
その日に作業してもらえるとは限らない
特に混雑しやすい土日にありがちですが、運よくお店にタイヤがあっても交換の順番待ちでとっても待ち時間が長くなるということは珍しくありません。
特に用品店ではタイヤ交換以外にもさまざまな作業を行っており、飛び込みでお願いしても待ち時間が長くなります。場合によっては行ったはいいけど、自分の希望の時間に終らなくて交換を断念せざる得ないなんてことも起きます。
事前に連絡して、在庫、作業可能時間を確認しておけば、このようなトラブルを避けることが出来ます。
結局どこで交換するのがオトクなの?
いろいろな観点から比較してみましたが、おすすめの交換場所はやはりタイヤ専門店です。
他に点検したい箇所がある場合等はディーラーやバイクショップに持ち込む方が一緒に済ませることができますが、タイヤを交換する事だけを考えるとやはり専門家なので安心して任せることが出来ます。また他と比較しても値段は比較的抑えることが出来ます。
モトローラー横浜: オートバイクタイヤ専門店
毎回タイヤ交換の時はお世話になるオートバイタイヤ専門店『モトローラー横浜: オートバイタイヤ専門店』に行ってきました。
もちろん事前に連絡して、タイヤの在庫と混み具合を確認してから行きました。
店内は広くはないですが、タイヤがずらりと置いてあります。カウンター席が5席ほどあり、タイヤ交換の間エアコンの効いた店内で待つことが出来ます。
雑誌やコーヒー等も置いてあります。
月~土は9:30~20:00、日曜日は19:00まで営業しているようです。
SCOOTSMART2
今回交換したタイヤはこちら『SCOOTSMART2』
ほぼすべてのスクーターはこのタイヤではないかというくらい王道のタイヤです。前回交換したタイヤもこのタイヤでした。
トラブル発生!?
交換している間外の街ゆく人を眺めていると・・・・
「すみません、ちょっといいですか」
っと店員さんに呼ばれました。
???なんだろうかっと行ってみると
すみません、マフラーカバーが割れてしまいまして・・・
えええーーー!!?
樹脂が劣化していたようで、ちょっと引っ張ったら割れてしまいました。
申し訳ありません。タイラップで補修してもよろしいでしょうか。
ええ~~・・・・
(補償はしてくれないのか・・・)
ええ~・・・割れた~・・っとモヤモヤしながらもとりあえずタイヤ交換とマフラーカバーの補修(笑)を待つことに
タイヤ交換自体は15分くらいとすぐに作業は終わりました。
おぉ~~ 新品は違うな~~いいね~~
エアバルブも新品に交換してもらいました。エアバルブは1つ500円。
以前エアバルブで怖い思いをしたので確実にチェック!タイヤ交換の時は一緒に交換することをお勧めします!!!
そしてモヤモヤしていたマフラーカバーです。
おぉ?!これはこれで・・・カッコいいかも!?(笑)無骨さUPか?!(笑)
ブ○ックジャックみたいじゃん!!
まあ、なんやらトラブルはありましたがタイヤ交換終了
タイヤ交換料金
特に明細はないのですが、タイヤ料金、工賃含めて・・・・
25400円
電話で見積もりをしてもらった値段でした。
昔替えたときは18,000円くらいだった記憶だけど、なんやら物価高はいろいろ影響していますね。
まとめ
これからバイクに乗るのが楽しい季節ですが、みなさんタイヤの状態をちゃんと把握していますか?!今回はタイヤの交換時期、おすすめのタイヤ交換場所等を紹介させて頂きました。タイヤは地面と設置する唯一の部分なだけに、命を預けているようなものです!!今すぐタイヤチェックしてバイクライフを楽しみましょう!!!
コメント