先日満を持してオープンしました旧福浦岸壁『金沢水際線緑地』ですが、さっそく釣果情報が聞こえてきたので、様子を見に行ってきました!!
金沢水際線緑地
先日ゴールデンウィーク前4/28にオープンした『金沢水際線緑地(かなざわすいさいせんりょくち)』は、2019年9月の巨大台風15号で横浜市金沢区福浦・幸浦地区の護岸(いわゆる福浦岸壁)の跡地に、かさ上げや消波ブロックの設置等を行い、想定し得る最大の高潮、高波による浸水を防護する護岸として復旧しました。また、以前から「海辺の散歩道」として多くの市民に親しまれていた遊歩道について、海の景色を眺めながら散策や釣りができるよう護岸の上部を再生した遊歩道施設です。
金沢水際線緑地は南北1㎞に渡る岸壁で、中央辺りには管理棟(休憩所)、トイレは管理棟と南岸壁の方にもあります。
金沢水際線緑地へのアクセス・駐車場
〒236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目
電車でのアクセス
横浜シーサイドライン「福浦駅」もしくはその隣の「市大医学部駅」から徒歩10分ほど。新杉田からシーサイドラインの乗り継ぎが面倒ですが、駅から釣り場まで徒歩で行ける範囲というのはなにげに便利です。
横浜駅からは50分ほどです。
駐車場
車で来られるの場合は首都高速湾岸線「幸浦」を降りましょう。
駐車料金は40分/200円、24時間以内であれば最大でも600円と、とても良心的な値段です。
また駐車スペースも254台とかなり大きな駐車場なので満車で入れないということはあまりないかもしれませんね。
南側の駐車場
北側の駐車場
自転車・バイクの駐車料金について
オープン前の情報では、自転車とバイクの料金は下記のような設定でしたが、暫定的に変更があるので注意してください。
現在、自動車とは別に駐輪場が設けられており、今のところ無料となっています。しかし2023年5月19日からは上記の料金が徴収されるようです。
現在の駐輪場はこんな感じ。管理棟と駐車場の間にあります。
違法駐車はやめましょう
上記のような良心的な駐車場が設けられているにも関わらず、未だに路上に違法駐車をする方がいるようです。路上駐車は近隣の住民の方にも迷惑にもなりますし、将来的に釣り場が閉鎖に追い込まれる懸念材料ともなります。
無料で釣りをさせてもらっているのですから、釣り場支援と考えて駐車場を利用してはいかがでしょうか(´∀`)
管理棟
『金沢水際線緑地』の中央には立派な管理棟、休憩所、トイレがあります。
休憩所は午前5時から午後11時まで利用できます。閉鎖された後も、警備員の方が常駐されているのは安心ですね。
1階の休憩所です。席は多くありませんが、自販機が多く飲み物が豊富なのはうれしいですね。
2階の休憩所、自販機が1台あります。残念ながら釣り具等を販売している売店はないので自分で用意するようにしましょう。将来的には週末だけでも出張売店ができるといいですね。
休憩所の壁には台風の壊滅的被害から如何に復興したのか、また護岸の仕組みも分かるパネルが展示されています。
2Fの休憩所にはカウンター席もあり、まるでおしゃれなカフェのようなオーシャンビューが楽しめる休憩所となっています。釣り場には太陽の日差しを遮るものがないので、これから夏場は特に重宝しそうですね。
熱中症は突然来るそうなので皆さんも気をつけましょう。
手洗い場
管理棟の近くには水飲み場や手洗い場がありました。塩水を洗い流すくらいは大丈夫でしょうが、配管詰まりの原因ともなるので、コマセで汚れた道具を洗うのは控えましょう。
釣り場と遊歩道
それではさっそく管理棟から釣り場に向かいます
南岸壁の様子
北岸壁の様子
さすがに1㎞もあるので端がどこなのか見えません。とても広い釣り場です。
北岸壁
まずは北岸壁の方から見に行ってみましょう
やはり管理棟付近は人が多く、入るスペースはありませんが、管理棟から離れるほど人が少なくなっていきました。
岸壁には『のぼらないでください!』の文字が
救命浮き輪も所々に設置されていました。
5分ほど歩くとやっと端の方まできました。
バリアフリーの歩道の回りは斜線が書かれていますが、このエリアは「釣り禁止エリア」となりますので注意してください。
岸壁の端の方は斜線が書かれていなので釣りは出来るようですが、2,3人が限界でしょうか。この日は場所取りなのか誰かの道具が置かれていました。
岸壁のどん突きには柵があり、その先には進入できないようになっています。
柵の向こう側は巨大なテトラが延々と積み重ねられていました。台風による被害での教訓が活かされていますね。もうあんな台風は御免ですが、もし次に来ても安心できます。
テトラは岸壁側にも及び、魚が居つきそうな雰囲気。メジナとかいそうですね。
南堤防
それでは次に南堤防の方へ向かってみましょう。基本的な造りは同じなので、同様の堤防が続いています。
釣りの様子を見ながら歩いていると、結構根掛かりするようで、ラインを引っ張っている人をチラホラと見ました。
南堤防も5分程で端まで来ました。南側の柵向こうは堤防がそのまま延長されている感じです。
北堤防にはトイレはありませんが、南堤防には駐車場付近にトイレがありました。北堤防は端に行く程人が少なかったですが、南堤防はトイレがあるからか、端の方まで結構人がいました。南の方が人気の釣り場になりそうですね。
堤防の汚れはどうする?
みなさんこの堤防壁を見て何かお気づきになりましたか?
そうなんです、この堤防・遊歩道には排水溝がありません。
ということは、サビキ釣り等で汚れたコマセを洗い流そうにも、排水溝がないので汚れた水の行き場がないのです。
オープンして1週間程ですが、既にサビキ釣りで使用したアミコマセで汚れている場所もチラホラ。
この遊歩道は釣り場という前提で設計されていないのか?それとも設計者達は釣りをしたことがないのか?そもそも予算が無かったのか?理由はわかりませんが、綺麗な遊歩道として保てるのはどれくらいの期間でしょうか・・・
のり網に注意
遊歩道には色々な注意書きがありましたが、こちらの注意書きにはこんなことが。
沖合約100mには、のり網があります。釣り針等がひっかからないようにしなければなりません。
ということで沖を見てみると・・・
こんなブイや
こんなブイが海上に浮いているのが見えます。
そもそも投げ釣りが禁止なので、100mも沖に仕掛けが飛んでいくことはないのですが、ウキ釣りでは沖に仕掛けが流されることがあるので、注意しましょう。
釣りマナー
今回、気になっていたことの一つが釣りマナーです。
以前の福浦岸壁のような無法地帯ですと、釣り禁止になるのは目に見えているので、どうだろう?っと思って見てみると。
家族連れの方が多かったのもありますが、みなさん安全に楽しそうに釣りをされている方がほとんどでした。
中には、仕掛けを勢いよくビュ!!!っと投げている人や堤防にのぼる人がいましたが、片手に収まるくらいでした。
子供がこんな高いところにのぼっているのを見るとヒヤヒヤします。保護者の方は絶対に目を離さないようにしましょう。堤防が高い為、落水すると大変な事故に成り得ます。
せっかく来たので見学だけでなくちょっとだけ釣りをしてみましょう!
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