キャンプツーリングなどでバイクを停める際、地面が土や砂利、またはぬかるみであることがよくあります。もちろん、通常のツーリングや野外イベントでも同様の状況に遭遇することがあります。
しかし、バイクを不安定な路面に停めると、サイドスタンドが沈み込む可能性があり、それによる転倒リスクも高まります。こうした状況において役立つのが、『サイドスタンドプレート』や『スタンドエンド』です。
以下では、
- サイドスタンドプレートの効果
- サイドスタンドプレート（スタンドエンド）の選び方
- サイドスタンドエンドの取り付け方法
について詳しく説明しています。サイドスタンドプレート、エンドの購入を検討している人の参考になれば幸いです。
サイドスタンドプレートの効果
前述した通り、キャンプだけでなくツーリング先でも、駐車場所が整備されていないことがあります。バイクを停める路面が土や砂利であったり、雨の後ならば「ぬかるんでいる」ケースも考えられます。
このような状況では、バイクの重さによってサイドスタンドがめり込んでしまい、その結果としてバランスを崩し転倒することがよくあります。
一層気を付けなければならないのは、時間の経過とともに地面にサイドスタンドが沈んでしまうケースもあるということです。特に湿気の多い土壌では、注意が必要です。
バイクを停めた際には問題なくても、戻るとバイクが倒れていたという経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
近年では、猛暑の影響でアスファルトが溶けることもあり、それによってスタンドがめり込んでしまうこともあるようです。
こうしたリスクを回避するためには、サイドスタンドプレートが非常に有効です。その効果は大きく、スタンドの接地面積を広げることで、先端にかかる力を分散させることができます。したがって、バイクの自重によるスタンドのめり込みや倒れるリスクを大幅に減少させることができます。
サイドスタンドプレート（スタンドエンド）の選び方
サイドスタンドプレートには大きく2種類あります。
- 駐車時だけ使用する持運ぶ『サイドスタンドプレート』
- サイドスタンドに取付ける『スタンドエンド』
の2種類があります。
持運び式の場合は、バイクを停める時に、毎回自分で設置する必要があります。
一方、 取付け式の『スタンドエンド』は、サイドスタンドにボルトなどで固定してしまうタイプ。つまり、常に付きっぱなしのタイプです。
どちらも接地面積を広げて沈み込みを防ぐと言う考え方は一緒です。ただ、それぞれの特徴にはそれなりに違いや、メリットとデメリットがあります。
スタンドプレート
サイドスタンドの下に敷くための持ち運び可能なタイプは、不整地にサイドスタンドを出して駐車する際に取り出して下に敷きます。
メリット：
- 下に敷くだけなので、車種を選ばない。
- 取り付ける手間がない。
- 自作も可能。
デメリット：
- 持ち運ぶ必要がある（荷物になる）
- 出発する際に置き忘れがち
スタンドエンド
取付け式の場合には、アルミ削り出し・アルマイト加工などドレスアップ目的でも使えるようなカッコ良いものも多く販売されています。ただ、その分コンパクトになっていて持運び式よりも面積が小さいものが多いです。
メリット：
- 敷いたり外したりする手間が不要
- 荷物にならない
- ドレスアップにもなるカッコ良いものも多い
デメリット：
- 持運び式より高価
- 車種専用品なので適合に注意が必要
- スタンドプレートよりも効果が小さい
一番の注意点はスタンドエンドの場合には適合車種が決まっています。サイドスタンドの形状、サイズをしっかり確認しないと、買ったけどはまらないということが起きるので注意が必要です。
購入したスタンドエンド
今回ワイコバが選んだのは『スタンドエンド』です。
スタンドプレートは車種を選ばないというのは良いのですが、そもそも持ち運ぶのが面倒でした。一方スタンドエンドは一度取り付けてしまえば以降気にする必要がありません。またドレスアップにもなるのでスタンドエンドを選択。
スタンドエンドは寸法をしっかりと確認する必要があるのですが、PS250のサイドスタンドに合うものの中からこちらを購入。本来はクロスカブCC110用のようですが、PS250のサイドスタンドにも適合します。
ラギッド（無骨）なデザインでPS250にピッタリと思いました。色はチタン、レッド、ブラックと3色あります。
裏面にはダイヤモンド型の溝が付いており、滑りにくくなっています。
他のスタンドエンドはサイズが書かれていないものが多いですが、この商品は詳細なサイズが書かれているので助かります。
スタンドエンドの取り付け
それではさっそく取り付けてみましょう。
サイドスタンドに取り付けるので、まずはセンタースタンドを立てましょう。サイドスタンドが浮いた状態になり作業がし易いです。
まずは底面をサイドスタンドに合わせてみます。
ピッタリです。
これにカバーを乗せてみてチェック。フムフムいい感じです。
同梱されていたスプリングワッシャーと六角穴付ボルトで固定します。一回で絞めてしまわずに、対角線上に徐々に締めていきましょう。一気に一つを締めるとバランスが崩れた状態で固定されてしまいます。
スタンドの後ろ側は、スタンド自体が干渉して締めにくいですが、なんとかレンチの角度を変えて締めることができました。
完了！
全体的にはこんな感じ、無骨さがアップしていいのではないでしょうか？！
ついでにPS250の新しいステッカーを入手したので張ってみました。可愛いデザインですね！！
こちらのサイトで販売していました。色はベージュ以外にもカーキ、ブラック、イエロー、他沢山ありました。
まとめ
今回はPS250カスタムとして、サイドスタンドエンドを付けてみました。駐車時の安定性とドレスアップもできてなかなか良かったです。
作業時間：５分
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